解説

電子コンピュータの金融領域における活用可能性

まずは資産運用分野でポートフォリオ最適化への活用が見込まれる

NTTデータ 金融事業推進部 デジタル戦略推進部 部長  /山本 英生

AIファイナンス応用研究所 所長 /櫻井 豊

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量子コンピュータという今までの古典的なコンピュータとは異なった動作原理のコンピュータが注目され始めている。本稿では、量子コンピュータの仕組みを簡単に説明したうえで、金融領域での実用化に向けた一つのアイディアとして、資産運用での活用に関する取組みを紹介する。

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やまもと ひでお
96年慶應義塾大学商学部卒、NTTデータ通信(現NTTデータ)入社。システム開発を経験した後、金融機関のITグランドデザインなどの多くのコンサルティング案件に従事、現在は金融分野でのITトレンドの情報発信からITグランドデザイン・先進技術領域(AI、ビッグデータ、RPA、クラウド、量子コンピュータ)のコンサルなど幅広く担当。

さくらい ゆたか
86年早稲田大学理工学部数学科卒、東京銀行(現三菱UFJ 銀行)入行。00年にソニーのネット銀行設立メンバーに加わり、ソニー銀行執行役員市場運用部長などを経て10年からリサーチアンドプライシングテクノロジー(RPテック)取締役。トレーディング、資産運用、商品開発などの業務に従事し、広範囲の金融商品やその市場に関する実務と理論の両方を熟知する。