解説

ワイド化し始めた米ハイイールド債市場はまだ大丈夫か

選別色は出てきたものの、市場センチメントは依然として安定

米国みずほ証券 マネージングディレクター USマクロストラテジスト /石原 哲夫

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行き場のない世界中の資金が一斉に流入している米国クレジット市場。しかし足もとでは、石油や天然ガス価格が軟化し、一部企業の破産申請などでハイイールド債(低格付け社債)市場の中核を占めるエネルギーセクターの社債スプレッドがワイド化している。ほかのセクターへの波及リスクも意識されるなか、選別色もやや強まっている。社債市場センチメントの先行指標として注視される米ハイイールド債市場と、米クレジット市場全体を展望する。

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いしはら てつお
91年日本興業銀行入行、93年ロンドン興銀、98年興銀証券、10年米国みずほ証券チーフ社債ストラテジスト(金融)、14年みずほ証券チーフグローバル債券ストラテジスト、15年から現職。30カ国に渡航し、24年以上海外在住。