特集金融を成長軸に据える通信キャリア

銀行は生活口座化の推進でグループにおける資金仲介の結節点に

経済圏の外延拡大と既存取引の深掘りが今後も経営戦略上の課題

日本格付研究所 審議役 /炭谷 健志

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通信キャリアのグループ銀行は、グループ会社からの送客とサービス連携をてこに口座数を拡大している。銀行は、生活口座化の推進による利益拡大と経済圏への顧客つなぎ留めに貢献し、グループ全体の資金仲介の結節点の役割も果たす。預金口座の利用形態は「決済・EC起点型」と「通信起点型」で分かれ、その違いは資金調達コストや役務サービスの利用状況、資金運用の在り方を通じて収益性にも反映される。経営戦略上、経済圏の外延拡大と既存取引の深掘りが今後も課題となる。

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すみたに けんじ
政府系金融機関を経て02年日本格付研究所入社。新形態銀行の草創期から銀行等格付けに従事。格付けのプロセス・手法の統括も担当し、22年からチーフ・コンプライアンス・オフィサーおよび現職。米国公認会計士。