解説

インパクトファイナンスの促進に向けた「PIFガイダンス」

インパクトVCのノウハウを活用してKPI設定の高度化へ

インパクト志向金融宣言 運営委員長 /金井 司

インパクト志向金融宣言 事務局長代理 /小笠原 由佳

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インパクト志向の投融資を進めるイニシアチブ「インパクト志向金融宣言」の地域金融分科会は5月、ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)のインパクト目標であるKPI(重要業績評価指標)を分析し業種別に整理したガイダンスを公開した。本稿では、PIFの取り組みを振り返り、ガイダンスを紹介する。そして、地域金融機関が一定の「質」を担保したインパクトファイナンスを推進し、より効果的な社会的インパクトを創出するための展望を論じたい。

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かない つかさ
83年住友信託銀行入社、03年サステナビリティー関連部署の立ち上げを主導。18年からフェロー役員。同社のサステナビリティー経営の基盤を整備し、SRI(ESG)ファンド、PIFの開発、テクノロジー・ベースド・ファイナンスチームの組成等を手掛ける。インパクト志向金融宣言運営委員長兼地域金融分科会座長、エコシステム社会機構理事、環境省、金融庁、経団連などの各種委員を務める。

おがさわら ゆか
JBIC、ベイン、JICA、SIIFを経て独立。インパクト志向金融宣言に立ち上げ時点より関わり、現在も活動を推進。日清食品ホールディングス等の社外取締役、外務省「開発のための新しい資金動員に関する有識者会議」委員等を兼任。