特集期待高まるベンチャーファイナンス

日米比較で見えてくる国内ベンチャーファイナンス市場の課題

投資資金の循環を実現し、投資成功の代表事例を複数生み出すことが不可欠

産業革新投資機構 マネージングディレクター 調査室長 /勝部 邦雄

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2021年末の米利上げ以降、欧米のスタートアップの年間資金調達額はピーク比で半減し、わが国のスタートアップの年間資金調達額(エクイティー)もピーク比で2割程度減少している。そうしたなか、政府の「スタートアップ育成5か年計画」で目標に掲げられているスタートアップへの年間10兆円規模の投資を達成するには、金融面でどのような課題をクリアする必要があるのか。本稿では、日米市場の比較も踏まえつつ、より長期的な視点に立って考察する。

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かつべ くにお
89年慶應義塾大学経済学部卒、東京海上火災保険(現東京海上日動火災保険)入社。00年ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営学修士。日本興業銀行(現みずほ銀行)調査部出向、金融開発部オルタナティブ投資グループリーダー、デジタル戦略部戦略的投資担当部長などを経て、22年3月から現職。CFA協会認定証券アナリスト。

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