大型連休中の外国為替市場で、ドル円相場が乱高下する展開となった。4月29日午前には、34年ぶりの円安ドル高水準となる1ドル=160円台前半まで円が急落。その後、急激な円高に振れたことから、政府・日銀が2022年9~10月以来、約1年半ぶりの為替介入に踏み切ったとみられる。しかし、米国の高インフレが今後も持続すれば、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げも遠のくことから、日米金利差を要因とした円安ドル高基調は今後も続く可能性が高い。
大型連休中の外国為替市場で、ドル円相場が乱高下する展開となった。4月29日午前には、34年ぶりの円安ドル高水準となる1ドル=160円台前半まで円が急落。その後、急激な円高に振れたことから、政府・日銀が2022年9~10月以来、約1年半ぶりの為替介入に踏み切ったとみられる。しかし、米国の高インフレが今後も持続すれば、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げも遠のくことから、日米金利差を要因とした円安ドル高基調は今後も続く可能性が高い。
掲載号 /週刊金融財政事情 2024年5月14日号