金融アプリやインターネットバンキングがもはや当然となった現代において、顧客との非対面チャネルは急速に拡大している。地理的な近さの重要性が低下するなか、顧客とのつながりを維持する上ではデジタルでの適切なアプローチが求められる。他社と差別化し、生き残りを図るためにもデジタルマーケティングの重要性は増す。
一方で、資産状況や取引履歴などのさまざまなデータを有する金融機関には、高次の個人情報保護も求められる。膨大な情報をどのように活用し、戦略に生かしていくべきか。金融機関がデジタルマーケティングを推進していくに当たって求められるポイントを探る。
掲載号 /週刊金融財政事情 2024年5月14日号