今月の焦点

不動産不況で「日本化」懸念が強まる中国、日本との相違点も

ニッセイ基礎研究所 主任研究員 /三浦 祐介

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

中国では不動産不況が長期化しており、今後、日本のバブル崩壊の経験と同様、経済が腰折れした後、長期停滞に陥るのではないかとの懸念が強まっている。もっとも、当時の日本と現在の中国では異なる点も少なくない。例えば、景気悪化後の停滞長期化を招いた過剰債務の調整や銀行の不良債権処理の動向を比べると、中国の方がおおむね有利な状況にある。中国の成長減速のプロセスは、日本とは異なり段階的になりそうだ。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら