特集変化する相続ビジネス

「銀行員なら押さえておきたい」近年の相続制度の改正動向

相続登記の義務化など、相続実務を巡る三つの制度改正に注目

大和総研 金融調査部 主任研究員 /金本 悠希

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近年、所有者不明土地が社会問題化しており、その発生を予防するため、2021年4月には「民法等の一部を改正する法律」と「相続等により取得した土地所有権の国庫への帰属に関する法律」が成立した。これにより、24年4月1日から相続登記が義務化されるとともに、相続した土地を一定の要件の下で国が引き取る制度の創設(23年4月27日施行)や早期の遺産分割を促す見直し(23年4月1日施行)も行われた。本稿では、その内容と押さえておきたいポイントを解説する。

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かねもと ゆうき
05年3月東京大学大学院法学政治学研究科修了、同年4月大和総研入社。09年7月~11年6月、財務省国際局国際機構課へ出向。11年大和総研帰任。16年4月から現職。金融経済教育、金融規制、金融商品取引法、税制等を担当。著書に『詳説 バーゼル規制の実務』(共著、19年、金融財政事情研究会)など。