解説

FSBやIMFが公表した暗号資産等に関する3文書の要点解説

金融安定やマクロ経済に与えるリスクに対処するための国際的な枠組みを提示

金融庁 総合政策局 総務課 国際室 国際企画調整官 /深見 健太

三菱総合研究所 先進技術・セキュリティ事業本部 主任研究員(元金融庁総合政策局総務課国際室) /河田 雄次

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今年7月に金融安定理事会(FSB)が、暗号資産とステーブルコインのそれぞれについてハイレベル勧告を公表した。また、9月7日に国際通貨基金(IMF)とFSBは、「IMF-FSB統合報告書」を公表し、マクロ経済等に暗号資産が与えるリスクにも対処する包括的な枠組みを提示した。本稿では、これらの国際的な枠組み策定の背景や主な内容について概説する。

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ふかみ けんた
09年金融庁入庁。総務企画局信用制度参事官室、OECDへの出向などを経て22年7月から現職。

かわだ ゆうじ
07年三菱総合研究所入社。日本銀行への出向等を経て23年3月まで金融庁。23年4月から現職。