解説

スタートアップ飛躍のカギを握る上場後の成長戦略

IPO後、1年以内の時価総額1,000億円も少なくない

ユーザベース 執行役員CDXO /張替 誠司

ユーザベース UBリサーチ チーフリサーチャー /田村 光太郎

ユーザベース INITIAL シニアアナリスト /森 敦子

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スタートアップ企業は、新産業の開拓者として日本経済を牽引することが期待されている。筆者らは、IPOで国内スタートアップの成長が質的に大きく変化することに注目し、分析を実施した。その結果、IPO時の時価総額にはその時点での財務変数が大きく影響する一方、上場後2年以内に時価総額1,000億円超まで成長するような企業においては、従業員数の増加、M&Aや資金調達の実施などの要因が成長を後押ししていることが明らかになった。

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はりかえ せいじ
東京大学大学院理学系研究科およびテキサス大学経営学修士課程(MBA)修了。三菱UFJモルガン・スタンレー証券を経て19年にユーザベースに参画。23年2月から現職。

たむら こうたろう
国内シンクタンク等においてアナリティクスやクオンツ分析等に従事し、23年から現職。博士(理学)。人工知能学会、日本物理学会に所属。

もり あつこ
青山学院大学経営管理修士(専門職)修了。国内大手金融機関で法人RMを経験後、16年にユーザベースへ参画。18年からINITIALのアナリスト。