解説

地銀収益に貢献する日銀「特別当座預金制度」のインパクト

OHR改善で経営基盤強化が進む一方、特別付利の終了後が正念場

日本経済研究センター 金融研究室長 /左三川 郁子

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今年3月末に申請期間が終了した日本銀行の「地域金融強化のための特別当座預金制度」。この支援策の下、日銀から地域金融機関に支払われる特別付利は、2026年4月までの約5年間で総額2,500億円に上ることが筆者らの分析で判明した。このうち約2,000億円を地域銀行で占めており、23年9月から24年8月の間だけでも583億円が支払われる見込みだ。多くの地域金融機関で、特別付利が剥落する25年3月期以降の経営体力維持が目先の課題となろう。

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さみかわ いくこ
90年日本経済新聞社入社。97年日本経済研究センター出向、16年から同金融研究室長。19年から一橋大学経済研究所准教授。21年より現職。編著書に『マイナス金利政策』『金融正常化へのジレンマ』等。