解説

今こそ金融機関が実践すべき「対話」の在り方

集団の合意形成や意思決定を促す「議論」との違い

金融経営研究所 所長 /山口 省藏

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昨今、職員と上司の1 on 1ミーティングなど「対話」を導入しようとする金融機関が増えている。だが、筆者が各地の金融機関を訪れると、役職員の対話への理解不足もあり、必ずしもうまく機能していない。本稿では「そもそも対話とは何か」という点に立ち返り、金融界における対話導入の背景や対話導入事例、課題等について説明した上で、金融機関への示唆を述べたい。

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やまぐち しょうぞう
87年日本銀行入行。考査・モニタリング部署を中心に担当し、金融高度化センター副センター長を経て、18年に金融経営研究所を設立。金融を通じた社会の発展を目的に「熱い金融マン協会」を運営。