解説

有効な金利ヘッジ手段の提供につながるTONA金利先物の上場

LIBORの代替指標となるターム物金利の公正な算出にも貢献

東京大学公共政策大学院 特任講師 /服部 孝洋

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今年の春、TONA金利先物の上場が予定されている。わが国で金利先物の流動性が生まれれば、金融政策の変更に対応できるヘッジツールの提供、公正なターム物金利指標の算出、さらには金融機関の資本コストの低下などにもつながり得る。ただ、海外における金利先物では流動性が見られるが、わが国で同様の状況になるとは限らない。足元では、流動性を向上させるための取引所の努力も見られている。

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はっとり たかひろ
財務省財務総合政策研究所等を経て現職。専門はファイナンス、応用計量経済学、マクロ経済学。経済学博士(一橋大学)。